近年の建築ムーヴメントは、主に外部(街・自然)に対し建物を積極的に開く方向で考察を深めてきた。地域への積極的開放は、同時に住み手の内面性を晒すため、その試みには公共に帰属しつつ独立した個の意識が欠かせない。開発が進行中の郊外に建つこの小住宅では、周囲にどう開くかではなく、いかに閉じるかに着目した。周囲との距離感を重厚な外壁で作り、籠る安心感を確保する。材料に用いたコンクリートブロックは、見慣れた塀として街に溶け込む一方、室内から見れ街のエレメントとして“中にとっての外”になる。入れ子状にした木軸は住まいの中心となり、犬走りであった塀との隙間に生活の用途が生まれる。木部の床に用いたNLTは軽く薄く空間を繋げ、視線を開放してインテリアに拡がりを持たせる。ブロックと木軸による新たな“中にとっての外”との関係が穏やかな暮らしを形成していくのだ。
1975年 京都市生まれ
1999年 日本大学工学部卒業
1999年 出江建築事務所 勤務(出江寛氏に師事)
2007年 ATELIER JUSE 開設
2017年 株式会社浅野・出江建築事務所 開設
趣味:釣り、グルメ、茶道
特技:能楽
受賞:第12回 関西建築家新人賞
1971年 兵庫県生まれ
1995年 関西大学卒業
1999年 大阪工業技術専門学校卒業
2004年 RAD設計 勤務
2011年 浅野セッケイ室 開設
2017年 株式会社浅野・出江建築事務所 開設
趣味:ポタリング、とんとん相撲
特技:カレー作り
株式会社 浅野・出江建築事務所
〒530-0053 大阪市北区末広町2-8
Tel.06-6125-5458
京都精華大学グラフィックデザイン学科 卒業後、デザインプロダクションの経験経てフリーのグラフィックデザイナー&イラストレーターへ。仕事とは別に、自己表現のアートワークで 個展やグループ展に意欲的に参加し活動。パソコンのような綺麗な線や面を手書きでシンプルに描いたアートワークはオリジナリティを放っている。
玄光社 illustration ザ・チョイス第202回 / 第209回 入選&第203回 入選
イラストノート 第19回 ノート展 入選。
【CONCEPT】
人の感情はひとつではなく、同時に無数の感情をはらんでいる。
自分の意思とは相反するネガティブな感情をもつことさえもある。
決してポジティブではない感情を認めることは自分と向き合い、許すことでもあると考えます。
その過程を抽象的に表現し作品へと昇華しています。
①「ザワメク」
②「ミダレル」
③「トリツクロウ」
【PROFILE】
人の感情はひとつではなく、同時に無数の感情をはらんでいる。
自分が全てを認識できるとも限らない。
表立った感情とは矛盾する感情さえもつこともあり、何層にも重なり絡まり合い、
時には打ち消しあって形を成していく。
感情の自由さ、領域の深さを抽象的なタッチで表現しています。
Art Director
Graphic Designer
Artist
16回フジサンケイグループ広告大賞
89電通賞雑誌部門賞
92電通賞車内吊り部門賞
93電通賞POP電通賞
96電通賞新聞部門賞
98電通賞雑誌部門賞
89日本雑誌広告賞金賞
日刊スポーツ広告賞青空広告大賞
96カンヌ広告賞新聞銀賞
96ニューヨークフェスティバル海外部門金賞